【きっかけ】 2016/02/22
最近はだいたいティーンから20歳前後のアイドルを見ていたが、
ふと先月、昔好きだった『内田莉紗』の名前を検索してみると、本人のアカウントを発見。
嬉しさからツイートとブログを熟読していると、サンリオを辞めていた事がわかった。
アカウントをフォローし、数日経って彼女がバースデーライブを開催する事を知った。
もちろんチケットを購入したが・・・チキパの4周年イベントと一緒の日だ・・・笑
こういう場合イベントが少なく、なかなか見る事ができない方を優先した方がいい。
17年前、初めて見たミュージカル『アニー』の主演が彼女だった。
当時興味はなく、親に連れて行かれ、不満を言いながら二階席に座り溜息をついていた。
しかし、小さい女の子が歌いだした瞬間、彼女の動向に目を奪われた。
彼女の声質と、アニーの歌は雰囲気などを含め、とてもマッチしていた。
この子の名前は?母親に聞くと内田莉紗ちゃんよ、彼女とても上手ね。と返ってきた。
1999年当時、ネット環境が家になく、彼女の情報は当然入ってこない。
数か月したら彼女の名前も忘れ、アニーで歌ってた女の子程度の記憶になった。
2年程経った夏の入り口くらいかな、母親が彼女の事を見つけていた。
朝起こされ、テレビを指差す母親、まさかおはスタを見せられるとは思ってなく、
頭の中にハテナを浮かべていると、一昨年のアニーの子だった子じゃない?・・・と。
一瞬考え、テレビの女の子とアニーの主演の女の子が繋がった。
「この子アイドルになるのかな?女優を目指した方がいいと思うんだけどね。」
そう言われ適当に返したと思うが、正直なところアイドルで出発してくれて嬉しかった。
その後、CDデビュー、写真集と番組の顔として色々と経験していく中で、
彼女のソロDVDが発売され、母親が買ってくれた。不思議と母親が気に入っていた。
それから彼女は舞台女優、劇団四季、サンリオを経て、ソロ活動を開始していた。
・・・グッズも手の届く範囲にいまだ置いてあるし、年月の早さを改めて実感させられた。
「内田莉紗ちゃんの歌声がまた聞きたいね。」
アニー以降生歌を聞いていなかった母親がそんな事言ってたな〜っと、
本人が発信する情報を見ながら思い出した。
昔話が長くなってしまった。
色々と思い出すと、
彼女のアニーを見てから自分は毎年アニーを見に行くようになったし、
彼女がおはガールになってからアイドルに興味が湧き、それが今に至る。
色々な『きっかけ』になった人・・・と言う事だ。
そんな彼女がソロライブを開催、しかもバースデーっていうことで、
参加しないという選択肢はない!と感じたし、これを逃すとまた数年会えないと思った。
当日はあいにくの雨、神楽坂を歩く人たちの傘は素敵だ。
高貴な老夫婦をかき分け、傘がぶつかりながら会場前にたどり着く。
看板がオシャレですぐにここだとわかった。
お客さんは半分以上が女性、男性の一人客は本当に少なくて緊張した。
入口をくぐり、上着を預け、ドリンクチケットをもらい中に入る。
ステージは素敵だし、雰囲気もとても良い、座席は自由なので自分は3列目の椅子に腰かける。
最前の端っこが空いていたけど、なんとも行き辛い雰囲気だったから丁度良かった。
客席の後ろから彼女が登場してくる。拍手の中を歩いて来る彼女に昔と同じ雰囲気を感じた。
最初の曲は 『 Amazing Grace 』
彼女はマイクを持っていない手で握りこぶしを作り、力が入っているのが窺えた。
目線はやや上向き、息を吸うのも重そうで、緊張している様子がこちらにも伝わってくる。
歌はもちろん上手だ、上手なんだけど・・・この曲は30歳、40歳の、
味の出てきた女性の方がいい気がする。彼女にはまだ若過ぎたのかもしれない。
曲が終わるとMCの奈良坂潤紀さんが色々と紹介してくれる。
そこで本多美奈子さんの声質に似ていると言っていて、そこが妙にしっくりときた。
何年かしたらあの深みが出てきて、もっと素敵なAmazing Graceが聞けるだろう。
むしろそこに到達する途中から見れるんだから、これは幸せなことなのかもしれない。
曲は進み、ゲストの木村花代さん、MCの奈良坂潤紀さんを交え、
サンリオの曲、オリジナルの曲など、多彩な歌いこなしに何度も溜息が出た。
失礼な話し、内田莉紗さんよりも、奈良坂潤紀さんの歌声に痺れた。
目線の配り方から、歌の登場人物に成りきる部分において、彼は素晴らしかった。
歌の最中、内田莉紗さんを見ていると、他の演者が彼女の事を見ているときに、
彼女はあまり目を合わせなかったのは、緊張の表れだろうか。
そこに木村さん、奈良坂さんの表現力の高さや、楽しみ方を見て取れた気がする。
歌が終わるとアンコールはなく、お見送り会となった。
様子を見るために最後の方に並ぶ、何やらサインとか写真を撮れるようだ。
実は何かに使えるかと思って、昔買ったグッズをバッグに用意しておいた。
サイン用にDVDのジャケットを渡す。
「わぁー、懐かしいDVDですね!」
「アニー以来17年振りに直接歌声を聴く事ができました。」
「そうなんですか!嬉しいです。」
「元々は母がファンだったので、母にも歌声を聴かせてあげたかったです。」
「では、お母様によろしくお伝えください♪」
「母はすでに亡くなっているので、母が好きだった歌声が聞けて良かったです。」
「そうなんですね、ありがとうございます!」
流しはなく、粘れば2分くらい話せる状況だったけど、上手く話せなくて自分から流れた。
流れてからも目が合うと頭を下げてくれる彼女に、年甲斐もなくドキドキした。
帰りにパンフレットを見てみると、中にサイン入り写真が入っていた。
次のイベントはすでに決まっていて、そのイベントに申し込みをした。
今度は銀座のBARで歌うみたいだ。想像するだけで4月がとても楽しみになってくる。
だけど、また上手く話せないと思う。
少しクールな瞳と目を合わせると、色々な感情が蘇る。話すとき胸が苦しい、くやしいけど。
彼女が昔歌ってた歌詞の登場人物と同じ感情なんだな、あはは(笑)
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